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レベルの問題です
今日、ラジオを聴いていると、「褒められて伸びるタイプ」「叱られて伸びるタイプ」という話をしていた。まあ、程度の低い議論ですね。何でもある調査によると、「自分は褒められて伸びるタイプ」だと思っている人が77.8%になるとのこと。
私に言わせると、これはタイプではなくて意識レベルの問題ですね。例えば、指導する側から見て「あまり叱ると、やる気を無くしたり、モチベーションが上がらない」という印象を与える人はどんな人か。新人など、まだその世界で生きていく覚悟が定まっていない人のことではないか。
反対に「こいつは、これで身を立てようと必死になっている」と印象を与えている人には、むしろ褒めるよりも、厳しい接し方になる。本人もそれを望むし、その方がためになるからだ。
子どもにものを教えるときは、やはり褒めて褒めて継続させていく考え方になる。ところが高校生ぐらいになると、全国レベルを目指すクラブなどは、死ぬほど厳しくして、それでもついてこれる人間だけが残ることでよしとしている。
プロ野球でもそう。ちょっとしたプレーでも「ファインプレーですね」と言われて喜んでいるのは二流どころ。イチローぐらいになると、「あんなのは普通のプレーなので、あれぐらいでファインプレーと持ち上げるな」ということになる。
つまり、褒めれて伸びるタイプだと思っている人は、まだまだ意識レベルが低い。意識レベルの高い人は、むしろ叱られることを望む。タイプの問題ではなく、レベルの問題です。
褒められて嬉しいのも、叱られて悔しいのも否定しません。やっぱり、人間は感情を持っているから。自然な人情であることに違いはない。
でも、つまらないことで褒められて喜んでいるようでは、ちょっと頼りないような気がします。自分が褒めて欲しいことを褒められたときだけ、しみじみと喜べばよい。自分がしっかりしていたら、叱ってくれる人こそ、ありがたい。
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こんにちは、吉信秀樹です。
私は、朝、起きるのは特技です。体の中に時計があります。「翌朝何時に起きる」と決めて寝ると、必ずその時間の5分から10分前には目が覚めます。睡眠時間は関係ありません。ところが、最近、目覚ましが鳴るまで眠っていることが増えてきました。歳かな。歳やったら、早く起きるのか。ん、子ども化か?!
では、またお会いしましょう!