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最近わかったことがあります
何でも経験しないとわからないものですが、最近ようやくわかったことがあります。20年も前に上司に言われたことです。
私は会社勤めの経験がありますが、どう謙遜しても人の倍は働いたと思います。1日に15時間ぐらい働くのはあたりまえ、休みの日でも会社に行くのはあたりまえで、3ヶ月ぐらいは1日も休まなかったこともあります。
この頃、よく上司に言われました「俺が落ちつかんから休んでくれ」と。当時の私は、誰にも負けたくなかったので、「同僚が休んでいる間に、自分は成果をあげたい」ぐらいの考え方でしたから、あまり言うことを聞きませんでした。
今日、きっしゃんは休みでしたが、夕方、私服で会社にやってきて仕事を始めました。見積もりを作っているようです。きっしゃんは、現在12件の案件をかかえているので、ゆっくりしていられないようです。
たまのことなので私も「よし、自分のために頑張れ」という気持ちで見ています。実際、たまにはそれぐらいやる根性がないとあかん、と思います。男社会とはそんなものです。
でも、もし、休みのたびに会社に出てくる社員がいたら、私の精神状態はどうなるのか。きっと気になって落ち着かなくなるに違いない。休んでくれよ、と言いたくなるでしょう。
昔、私は上司にこういう思いをさせていたのだなと、今日はふと感じました。昨年も何度か、社員が休日に働いていることがわかると、同じことを感じました。それにしても、こんなことに気がつくのに時間がかかりすぎる。ほとほと、自分の凡才にはうんざりします。
ずいぶんと親不孝(親ではないが)をしたような気持ちです。しかし、つらいだろうから休めというのは女親の愛情です。男親の愛情は、本人のために苦労を与えることです。やはり、社長や上司は男親でなければならない。そう思えば親不孝でもないか、などと考えたりします。
それにしても、各自スキルアップして時間内に全ての業務が終わるようなトレーニングと権限委譲が私の仕事というわけか。これは、ずいぶん出来の悪い社長になってしまった。
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こんにちは、吉信秀樹です。
さて、家族が順番に風邪をひき、しばらく落ち着かなかった吉信家も、妻の風邪が治り、ようやく日常にもどりました。家族間で風邪をローテーションするのはやめて欲しいなあ。いつもは逃げ切る私も、今回は少しつかまりました。でも一番早く治りました。若い!かも(笑)。
では、またお会いしましょう!