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自分の家はどうでもいい
「自分の家だと思って工事をします」
このような売り文句はよく目にしますし、心がけとしてはそうありたいものだと思います。しかし、最近、ちょっと待てよ!と感じることがありました。
先日、自宅のリフォームが終了しました。事務所で使っていた場所を子ども部屋に改装したのです。この工事が自慢じゃありませんが、いい加減です。
まず、段取りがでたらめで、大工さんや他の職人も他現場優先で、予定があいた時にいく感じ。材料は倉庫のあまりもので、とてもお客様のところに持っていけないようなものを「ここでしか使えん!」と言って持ち込む。
ちょっとした微妙なおさまりなんかを相談されても「どうでもええで、自分のとこやから・・・」。
「ここちょっと材料足りないんですけど・・・」
「そのままでいこか、自分のとこやから・・・」
「これ残しとくんですね、疵つけてしもたんやけど・・・」
「ええよええよ、自分のとこやから・・・」
「社長さん、全然、現場にきませんねえ」
「うん、自分とこやから・・・」
設計ミスで納まりの悪いところを妻に指摘されても、
「ごめん、気軽に決めてしもたなあ・・・」
「『自分とこやから』なあ(怒)」と言われる始末。
今回、何回ぐらい「自分とこやから・・・」って言ったかなあ、なんて大工さんと笑っていました。
お客さんのところでは、とても出来ないような、いい加減な工事が平気でできる自宅。これから、「自分の家だと思って工事します」と言われたら、身構えたりして・・・。
人にもよるのでしょうが・・・。妻はあきれています(苦笑)。
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こんにちは、吉信秀樹です。
その子ども部屋ですが、娘は3人とも大喜びで、毎日大騒ぎです。そんな様子を見ながら、一杯飲むと幸せを感じます。いまは仕事に夢中ですが、家族さえいれば、それでいいような気もします。そんなこと、ゆうてられんのやけど。
では、またお会いしましょう!