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お金儲けの考え方
私はゴミの捨て方にうるさいほうです。今日もシンのゴミの積み方が気に入らず、基本的なことを指導していました。
応援の大工さんに、ゴミの積み方を注意して指導すると、他社では言われることがないみたいで、不思議そうな顔をして聞いています。産業廃棄物の処分場に行っても「社長がつんできたら、わしらはかないません」と言われます。工事によってでる産業廃棄物の処分費用は、重さではなく「かさ」で発生するので、丁寧に積むほど安くなるのです。
そのゴミ屋の番頭がいうには、「よそはもっといい加減に積んでくれるのに・・・」と時々、愚痴っぽい。
私は業者さんからも「ゴミのことまでいうケチな社長」と言われることがあるようですが、お金儲けとはこのことだと思っています。
アイデアを出してたくさん売り上げて利益をあげるのもお金儲けですが、私は「下(げ)」だと思います。あるお金を大切にして無駄な出費をしないことが、「上(じょう)」のお金儲けだと思います。
それが証拠に、いけいけどんどんで売っている会社でも、経費の使い方が粗い会社は消えていくし、売上はぼちぼちでも守りの固い会社はいつまでも残ります。
何よりも、お客様は工務店が儲けることを望んでいます。「おたくの工事やって損した」と言われて喜ぶお客様は、普通はいない。お客様から大切なお金を頂戴して、無駄を極力はぶき、少しでも利益をあげようとすることはお客様の意思にもかなっている。
あなたは、ゴミの積み方が粗かったりして、そんなことで利益を減らす会社に工事を頼みたいですか?無駄なく使って、残りは利益としてアフターサービスなどの余力を持つ会社に頼みたいはずなんです。
お客様は「必要なお金」を支払いたいのであって、管理が悪いことで発生する費用まで支払いたい人はいない。
そう考えると、つまらない費用をけずることが出来ない者は、会社に不利益を与えているだけではなく、お客様をも裏切っていることになります。ゴミだけでなく、コピー1枚でも無駄なコピーをとっていないか。ガソリン代でも、無駄なコースを走っていないか。そんなことが意識できない者は、仕事に対して真剣味がたりない。
ゴミ屋の番頭に「社長にはかなわん」と言われたら、私はいつも二つ返事です。「それがお金儲けの基本やんか」「みんな遊び半分で仕事してんのちゃうか」
お客様の大切なお金を無駄なく生かしきって利益を少しでもあげることは「正義」なんです。
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こんにちは、吉信秀樹です。
19日20日と伊豆の修善寺まで住宅産業塾の「CS施工日本一実践者大会」に行ってきました。大工さん二人とレイとの4人です。工事品質や現場きれいへの他社様の真剣な取り組みを聞き、みんな強く刺激を受けて帰ってきました。頑張ります。
では、またお会いしましょう!