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プロセスが大切
今日は少し固いお話を・・・。
仕事である以上、結果はとても大切なのですが、私はそれ以上にプロセスが大切だと思っています。
私は社員が結果を出せなくても、会社にとっての正しいプロセスを踏んでいれば全く問題にしません。
逆に、結果がよかっても、やるべきことをやっていなかったり、会社としての正しいプロセスを踏んでいなければ問題にします。
前者は必ずよくなってきますし、後者は必ずダメになってくるからです。
会社にとっての正しいプロセスとは、まず、憲法である経営理念を守ること。次に会社で決定した戦術からはみださないことです。ルールや方針を守ることです。
戦術と言えばおおげさですが、基本的なことばかりです。「現地調査に行ったら、○日以内に見積もりを提出しなさい」とか、「初めての訪問の際には、○○を持って行きなさい」とかです。
○部分は企業秘密です。たいした内容じゃないけど、たまにはもったいぶってみよう(笑)。
そしてプロセスが正しくても結果に結びつかない場合は、スキルの問題と考えトレーニングをします。でも、それについて叱ることはありません。
私が叱ったり怒ったりするのは、心構えが悪かったり、ちょっと注意していれば問題ないことを惰性でやっていたり、たいした理由もないのに会社で定めたプロセスをやぶる時です。
心がけがよく、会社のルールも守って、一生懸命にやった上でおこった失敗や出なかった結果について叱ったことは、これまでただの一度もありません。断言できます。
お小言になるときは、必ず何かが足りない。
しかし、人はともすれば結果論で物事を考えがちです。つまり、叱られてもそれを結果論で考える人は伸びないと思います。
「失敗したから叱られた」と思うパターンです。そうじゃなくて、本当は少し考えたらしない失敗をしちゃう。その「考えない」というプロセスを叱っているのです。
結果ではなく、プロセスを問題としてゆく。なんとしても、この考え方を社風として定着させなければならない。
PS 一例をあげると、先月、ある社員を叱りました。
「そんな対応では、お客さんは不愉快になるかもしれんやろ」
「特に、何もおっしゃってませんでした」
わかります?結果として、どう言われたとかこうなったじゃないんですね。
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こんにちは、吉信秀樹です。
最近、持病の腰痛がひどく、どうも長時間座ることが苦痛です。以前、友人に「腰痛がなかったら、もっと仕事頑張るのにな」と話したとき、「吉信さんは無理するから、神様がブレーキかけてくれてるねんで」と諭してくれました。そろそろブレーキ外して欲しいんですけど・・・。
では、またお会いしましょう!