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2025.04.26
「素直に嬉しい」って・・・
しばらく前からよく耳にする言葉で、気になるというかしっくりこない言葉があります。「素直に嬉しい」というやつです。単に「嬉しい」でいいのじゃないかとか、そんなに嬉しくもないのに嬉しいと言わざるを得ないことが日常化しているのかとか、そういう想いが湧いてくるわけです。
この場合、「素直に」をつけずに「嬉しい」と言う場合は社交辞令ですよと言っているように聞こえてしまいます。どうも世の中には「ひねくれた嬉しさ」が少なくないらしい。少なくとも、そういう印象を与える言葉が何の疑問もなく使われているところに、国民全体の国語力の衰え・・・言い換えると読書量のお粗末さが感じられてしまいます。
少なくとも、ちゃんと本を読んで言語に対する理解がある大人の使う言葉ではないと思います。昔、ある数学者が「1日に本を1ページも読まない者は人間ではない」と何かに書いていました。反発する人も多いと思いますが、私には言わんとするところは痛いほどわかります。
スポーツ選手のインタビューなどでもよく聞くが、まあ、不細工だなあと思わざるを得ない。特にプロ野球のヒーローインタビューなんか聞いていると、球団の指導なのかもしれないが面白くもなんともない無味乾燥なものが多い。もうちょっと気のきいたこと言えんのかな。一回、私にやらせて欲しいがヒーローにはなれない(笑)。
昔、阪神の新庄が「明日も勝つ!」と大きな声で締めて非常に盛り上がったことが思い出されます。「素直に嬉しい」「応援よろしくお願いします」だけでは冷めたスープのようなものですな。プロなんだからファンの前で使う言葉はよく考えてもらいたいものです。
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こんにちは、吉信秀樹です。
先日、名古屋の母に会いに行ってきました。非常に喜んでくれ、「今日はよかった」を何度も繰り返してくれました。もう少しこまめに行ってあげたいけれど、親不孝で申し訳ない。季節ごとの訪問で年に4回の流れが定着しています。京都にいた頃は毎週のように行ってあげてたのにな。
では、またお会いしましょう!
カテゴリー: 人生論