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2024.11.16
床の傾きはちゃんと伝えないといけない!これもシックハウス!
メールにてご相談を受けました。リフォーム済の中古物件を購入されて住み始めたのですが、体調が悪くなってきたとのこと。おそらく原因は床の傾きではないかと思い、私のユーチューブをご覧になって連絡くださったわけです。親御さんからの相談です。
「私たちも夫婦の老後に娘夫婦が近くにいてくれることは心強く、娘も赤ん坊ができたときに母親が近くにいることがはなにかと心強いであろうこともあり、今の私の自宅の近くでリフォーム済物件がでていたものを仲介業者にすすめられて私がお金を工面し買って、娘夫婦が居住しました。引き渡しは先月10日 娘夫婦は18日に引っ越ししてそれから住みはじめました。住み始めて間もなく二人とも体調に異変が生じ、現在も続いています。むしろひどくなっている状況です」
まだ一ヶ月も経っていない。
ご相談者の方がデジタル水平器で計測したところ、1000分の15というひどい傾きがみられましたが、仲介業者さんやリフォーム業者さんは、1000分の6以内なので問題ないというスタンス。
これは、レーザーの水平器で部屋の端から端までを計測したときに、部屋の中央に隆起があり、四隅がさがっているような場合(よくあるパターンなんです)、中央から端までは基準以上の傾斜がついていても、端と端ではマシになっていることもあります。この場合、リフォーム業者は善意をもってして基準値内と思っているかもしれないし、ひょっとしたら悪意を持って、問題のないところのみを取り上げたのかもしれません。
この手の相談は以前にも受けたことがあるのですが、その時は結局、泣き寝入りで床の傾きを自分で直すか引っ越すかという判断を迫られることになりました。その時のリフォーム会社は「裁判しましょうか?」と慣れている感じだったそうです。それでお諦めになりました。体調不良をかかえて。
実はリフォームには何のルールもありません。床の傾きを直さずに施工してもそれだけでは責任を負わせることはできません。傾きを直すという内容で契約したうえで直っていない時しか責任問題にできない。
でも、それはルール上のことであって、職業倫理としては「床の傾きがこの程度で存在しますが、体調に影響する可能性もなくはありません。費用はかかりますが直しますか、それともこれぐらいなら気にされないということであれば、そのままいきますか?」程度の確認は必ずしないといけない。
私にとっては当たり前のことですが、どうも世間のリフォーム業者はそうでもないようで義憤にかられています。おそらく業者も床の傾きの怖さを知らないのでしょう。今回のご相談者がご覧になった動画をここで紹介しておきます。
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こんにちは、吉信秀樹です。
アメリカ大統領選ですが、著名な評論家が2人「トランプが圧勝する」と公言していました。的中したので、さすがにわかる人はわかるんやなあと感心しましたが、「トランプが勝って株は暴落する」という続きの予想は真逆の展開になりました。こういう予想は難しいものですね。続きがあったので名前は控えました。
では、またお会いしましょう!