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2024.10.19

住宅性能評価・・・どれぐらい使ってる?

 先日、お客様とお話していて「以前に購入した建て売りでも建設性能評価をつけているので、注文住宅であれば当然のごとくやるものではありませんか」という問いをいただきました。

 名前を見せていただくと、東京に本社がある大手さんで社員数は当社の1000倍ぐらいいらっしゃる、年間では相当数の施工をされているのだろうと思います。その会社様はオプションではなく、最初から建設性能評価をつけて販売されていらっしゃる御様子(詳しくはうかがっていない)。

 よく住宅性能表示制度と言いますが、それは設計の審査だけを行う「設計住宅性能評価」と実際にその仕様書通りに施工されているか審査を伴う「建設住宅性能評価」の二つに分かれます。私は設計住宅性能評価は何度か経験がありますが、建設住宅性能評価は一度も申請したことがありませんので、気になって調べてみました。

 すると令和5年度の実績で設計住宅性能評価の申請が32.8%、意外に多かったですね。日本の新築住宅のシェアはいわゆる大手さんで60%~70%を占めると聞いていますので(住設メーカーの勉強会にて)、そのまま単純計算すると私どものような中小零細(うちは零細、笑)は仮に申請がゼロだとしたら、大手さんでは約50%が申請されていらっしゃることになります。

 そしてさらに意外だったのは、建設住宅性能評価のほうも、令和5年度の申請が25.1%。これは高い!私もやったことないし、まわりでもあまり聞かないのでかなり意外でした。10%切ってるやろうと思ってました(苦笑)。

 どうしてかなと考えると、おそらく大手の建売屋さんが売りやすくするために申請するのでそんな数字になるんでしょうね。むしろ大手でも建て売りではなく注文住宅ならあまりしてないんじゃないかと想像できます。

 それも気になったので調べてみると、住宅金融支援機構が発表した2021年の建て売りと注文住宅の比率は地域差はあるものの日本全体で建て売りが65%で注文住宅が35%。建て売りのほうが圧倒的に多いわけです。

 すると単純計算で建て売りの40%で建設住宅性能評価を申請したら、注文住宅は申請ゼロでもトータルで25%になることになります。この流れは普通に考えて、設計住宅性能評価も同じです。だってそれをしないと建設住宅性能評価に入れませんから。

 今回、お客様の言葉から色々調べてみたのですが、これまであまり深く考えたことが無かった住宅性能表示制度の姿が浮き彫りになって、いい勉強をさせていただきました。ありがとうございます。

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 こんにちは、吉信秀樹です。
先日の出雲駅伝は近年ではあまり見ない面白いレースでした。今日は箱根駅伝の予選会、楽しみです。野球に大相撲、ボクシングと見たいものが多すぎて困る私ですが、最近、F1を切りました。お金がかかるからです(笑)。昔と違ってレギュレーションがどんどんつまらなくなってるし(苦笑)。サッカーも日本代表はかかさず見ます。
 では、またお会いしましょう!

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