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2024.01.04
お金のかからない地震対策・・・二階で寝る
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
元日からお正月気分が吹き飛ぶような災害が起こりました。おめでとうとは言いにくい気持ちです。まだ救出されていない方の一刻も早い救助を願います。また、災害に遭われた全ての方にお悔やみ申し上げます。
テレビで被害の様子を見ていると2008年の能登半島地震を思い出しました。あの時は社員二人を連れてボランティアとして現地入りしました。全く同じ光景がテレビの前に広がっています。地面の隆起や建物の倒壊などです。2008年にはボランティアの受付所であって指揮をしていた穴水町の役場も、被災している映像が流れてきて、色々な想いがありました。
ただ、あの時と違うのは2008年にはこのような大規模火災は発生していませんでした。また死者の数などから考えても今回の方がよほど甚大な被害だと言えます。それでも映像を見る限り、やはり防災の基本は同じだなと感じました。
倒れている建物は古いものが、特に壁の少なそうなものが多いことと、つぶれてるのは一階であって、二階はその上でそのままの形で残っているということです。
つまり、昔の(S56年以前)開放感のある間取りは、かなり高い確率で耐震補強が必要で、二階で過ごす時間が長いと助かる可能性が高いということです。
お金のかからない地震対策として二階で寝るのが望ましいというのは、阪神・淡路大震災以来の教訓ですが、今回も改めて実証されたように感じます。
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こんにちは、吉信秀樹です。
今年の箱根駅伝も1区が終わったところで、「今年も駒大か」と思いましたが、勝負事は最後までわからないものですね。しかし、復路の繰り上げスタートは少し基準を見直したほうがいいですね。あと5分ぐらい伸ばしても誰も困らんでしょうに。
では、またお会いしましょう!
カテゴリー: 耐震診断、耐震補強