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2023.06.29
ZEHの必要壁量が変わります
ZEHの耐震基準が変わります。今年の10月にも建築基準法が改正される見込みです。当然ながら、耐震診断も見直されることになります。すると、これまで2000(平成12)年6月以降の建物は耐震診断の必要がないという説明でことが足りていましたが、高断熱住宅についてはそうもいかなくなりそうです。
省エネ性能の高いZEH住宅は、断熱材も厚みがあり、高性能なサッシは重たいですし、太陽光発電も載っているために、建物重量が増大します。
そのために「ZEH水準等の木造建築物」について、壁量計算や柱の小径などについて建築基準法が見直されるとのこと。
耐震診断では現在、「非常に重い建物」「重い建物」「軽い建物」の3つに分かれ、それぞれ必要壁量が異なるのですが、たいていの場合は太陽光発電を載せても判断に影響がないぐらいです。強いて言えば、桟葺の瓦に太陽光を載せると土葺の瓦にせまってくるので、判断を「重い建物」から「非常に重い建物」に変えるほうがいいかとは思います。
それ以外の組み合わせでは、計算上、太陽光は無視してもいいぐらいのレベルなので、どのような法改正になるのか楽しみにしております。このへんのことは、詳しく話していますのでこの動画をご覧ください。
個人的には柱の小径は全くさわらなくていいと思いますが、建築防災協会はどのような判断をするのだろうか。詳しいことがわかったらこれもユーチューブで話します。
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こんにちは、吉信秀樹です。
三女の高校でPTAの会長をしているのですが、100周年の準備の年に当たりなかなか忙しいんです。小学校の会長の時も100周年にあたりました。もう「100周年男」です(笑)。これが最後だと思いますが・・・。
では、またお会いしましょう!