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2022.10.27
「私の履歴書」と「我が道」
今月は、私なんぞは全く苦労が足りんものだなとつくづく感じた。
日本経済新聞の「私の履歴書」では、毎月財界や政界、時にはスポーツ界や芸能界からいわゆる大御所と呼ばれるような大物が半生を振り返っていらっしゃる。同様にスポーツニッポンの「我が道」では同様の趣旨でスポーツ界や芸能界の大立者が書かれている。
毎月、どちらも非常に興味深く読ませていただいております。日本経済新聞からスポニチまで、私の幅の広さです(笑)。
今月の「私の履歴書」は西川きよし、「我が道」は輪島功一。若い人は輪島功一がわからないかもしれない。ボクシングの世界チャンピオンですが、私も現役の頃は知らない。私は具志堅用高からです。
さて、「私の履歴書」も「我が道」も、いつもみなさん大変なご苦労があったんだなと感じることひとかたではありませんが、今月は特に感じました。西川きよしが貧しい家の出だとは漫才のネタなどでもよく聞いておりましたが、そんなもんじゃありませんでした。
輪島功一のことなんて全然知らなかったけど、こんな苦しい歩みをされたのかと、絶句するほど。お二人とも昔のことだから珍しいことではなかったのでしょうが、貧しい家庭で生まれて凄惨とも言える幼少期をお過ごしでありました。いまの子では絶対辛抱きかんやろうな。
私も高校生の頃に父の倒産を経験し、それなりに苦労もしてきたつもりではありましたが、次元が違うんです。私がこれぐらいで苦労したなんて思ってたら、とんでもないことやなと、我が身の苦労の足りなさを思いました。両親のおかげでとても恵まれていた私の人生に、改めて気づくことができました。ありがとうございます。
お二方の残りの人生の幸も陰ながらお祈りしております。
PS 横山やすしとの出会いやその後のエピソードも興味深いものが多かったし、輪島功一の奥様とのなれそめも時代を感じてつい微笑んでしまいました。今月の「私の履歴書」と「我が道」は大あたりです。ちょいちょいはずれもあります(失礼)。
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こんにちは、吉信秀樹です。
今回、敬称を用いずに書いておりますが、決して敬意を持っていないわけではございません。織田信長や西郷隆盛など歴史上の偉人に敬称をつけないのと同じ感覚であるとご理解いただけると助かります。偉人に「さん」をつけるとむしろ格を落としてしまうような気がしています。
では、またお会いしましょう!
カテゴリー: 人生論