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2022.08.28
奈良の木は奈良の人が思っているよりブランドなんです
残念ながら、奈良の人はあまり意識されていないのですが、吉野杉、吉野桧に代表される奈良県産の木は県外ではけっこうブランドです。東京の材木屋さんに聞くと、吉野杉吉野桧というと、やはり高級なイメージがあり重宝されるそうです。
その最大の理由は木目のこまかさからくる美しさです。年輪の幅がせまく、それが木目の美しさになっているのです。それは吉野林業独自の育成方法によるものです。他の地域では1haに3000本程度の木を植えるのですが、吉野林業では1haあたり1万本の木を植えます。木を植える数が少なければ日当たりがよくて大きく育ちますが、曲がって成長してしまう弊害もあるそうです。
密集して植えることで、早く大きくなることをふせいで年輪がこまかくなるとともに、真っ直ぐに上に上にと育ちます。そこで生き枝を切り落とす「枝打ち」という手のかかる作業をすると、節が少なく年輪がきれいで、長くて真っ直ぐな木ができるそうです。
年輪がきれいというのは、年輪幅が緻密で均一であるということです。そして年輪がこまかいときれいなだけではなくて、それがために材としての強度が高いのです。
もう少し詳しく話してみました
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こんにちは、吉信秀樹です。
朝夕はだいぶん秋の雰囲気がただよってきましたね、今年も夏バテも熱中症もなく、ありがたいことです。はい、私はどちらも経験がないんです。食欲も落ちません。健康優良児(?)なんです(笑)。このまま、コロナも未経験でいきたい。
では、またお会いしましょう!
カテゴリー: 建築全般