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2022.07.27
「いまの若い人は可哀そう」
先日、めったに足を伸ばさないところまで行ったので、お世話になっている先輩社長のところに挨拶にうかがいました。ただのご機嫌うかがいです。
お忙しい方なので、短い時間の会話ではありましたが、印象に残った言葉がありました。
「やっぱり、食べん子はあかんな」
この春、入社した若い人が退職されるそうですが、あまり食べない人だったそうです。やはり、食べるという行為自体が人間のエネルギーの象徴のような気がします。私は感心されるぐらい食べますよ、育ちが貧しいんで、昔の恨みのように食べる(笑)。
「いまの子はかわいそうやな、しんどいことをさせんようにしてるからな。ワシらの頃の方が幸せやったな」
いやあ、全く同感です。基本的に人間はしんどいことをしたほうが幸せを感じやすくなります。楽をしてる人ほど不平不満が多くなるように感じます。しんどいことをせんとわからんことがたくさんありますが、それで言うと、いまの若い人はわからんことだらけかもしれません。
現在の若者は世の中に大事にされすぎて、甘やかされて育ってる子どもと本質的には変わらない気がします。厳しくしつけられた子のほうが本人は幸せになると思いますが、いまの世の中はそういう価値観がなくなって、普通にしつけようとするとブラック企業だとかパワハラだとか言われたりする、バカもほどほどに。
現実の世の中の流れとあるべき姿とのギャップに悩みの多い経営者は多いんじゃないかと思います。普通のことを求めたら、古いとか時代が違うとか言われる。割り切って社員をコマとして使うことができる人は、悩むこともなく甘やかしておれると思いますが、こいつをなんとかしてやりたいとか考えてる人ほど悩みが深いんじゃないですかね。
技術やノウハウについてはともかく、人としての根幹は大昔から何も変わらんはずです。哲学が無い時代になった。哲学と言う言葉の意味もわからない若い人が増えた。まあ、「努力する才能がある」なんてわけのわからん言葉を使う人がたくさんいる不思議な世相です。努力まで才能のせいにするな。
「いまの子はかわいそう」は妙に胸に響いた。
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こんにちは、吉信秀樹です。
先日、長女のところに行ってきました。色々と気になるところもなくはないのですが、しっかり生きてることは伝わりました。満足です。お天道様に感謝します。頑張れよ!
では、またお会いしましょう!
カテゴリー: 人生論