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2021.12.08

世界はコロナ禍、改めて産業の空洞化を露呈・・・ウッドショックの続き

 昨年、ウッドショックという言葉が世に登場しました。もう詳しくはふれませんが、簡単に言うとコロナをきっかけとして柱や梁などの材木が世界的に不足し価格が高騰した事象です。

 ウッドショックによる材木価格の高騰は相変わらずおさまる気配は見えませんが、現在はそれのみにとどまらず様々な住設建材が品薄となり納期が遅延し、工事の段どりに影響を与えています。現在、日本では比較的落ち着いているコロナですが、外国ではそうではなく、特にベトナムあたりの東南アジア方面の工場が閉鎖されたりして、住設建材の製造が遅れているわけです。

 いま、納期の遅延が出ている建材は多岐にわたります。特にひどいトイレ(便器)を筆頭にして、ガスコンロ、IHクッキングヒーターからシステムキッチン、システムバス、洗面化粧台。ガス給湯器にエコキュート。サッシや内装建具にここにきて合板がない。トイレやガス給湯器などは急場をしのぐために、リフォームで外したものをキープする動きもあると聞きます。まあ、凄惨な印象です。

 当社のような零細な商いでもお客様にご迷惑をかけ、連日、工事予定の遅延や代替品ではダメかとの問い合わせ。これ、現場をたくさん持ってるところは本当に大変だろうなと思います。

 しかし、それにつけても感じることはなんと日本の物作りは脆弱なのかと。だいたいのイメージはありましたが、ここまで外国頼みとは・・・。これって昔よく言われた産業の空洞化そのままじゃないですか。改善するどころかひどくなっとるんじゃないか。

 少子化も食料自給率も昔からちっとも改善されずにかえって悪くなっておりますが、産業の空洞化も改めて同じ。どれも簡単な方策はあります。少子化については、二人目の出産に100万円、三人目以降の出産に200万円ぐらいだしたら、10年後にはそこそこ改善する。食料自給率については学校の給食で白米を出せばよろしい。産業の空洞化については、昔の保護貿易にもどせとは言わんが、完成品ではないパーツとしての輸入品の関税を上げればいかが。

 岸田さん、これ読んでくれないかな。ちなみに私は大学時代、少子化対策の小論文を書いたことがあります。その頃も同じようなことを書きました。こんなに簡単じゃなくてもう少ししっかり書いたけど。

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 こんにちは、吉信秀樹です。
今朝、次女を高校まで送っていきました。志望大学に合格すると来春から一人暮らしになります。長女は新社会人で家を出ることが決まっています。来年の春は淋しい春になりそうです。
 では、またお会いしましょう!
 

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