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2021.11.26

耐震診断の二階の数字は気にしなくてもいい

 先日、リフォームのご相談でいらっしゃった方が、他社様で耐震診断をされたところ、二階の壁補強をすすめられ、検討しているリフォームは一階なので工事範囲が広がり判断に困っていらっしゃるご様子。よくよくうかがうと一階はなんとか1.0をクリアしているのですが、二階は0.8ほどしかなく補強が必要だと言われたとのこと。

 私はすぐに、「それはやらんでいいと思いますよ」と耐震補強で大切なのは一階で二階はあまり考えなくてよいというお話しをさせていただくと、すごく受け入れやすい話だったみたいで、表情がみるみる明るくおなりになりました。 

 耐震診断の評点は1.0以上が望ましいのですが、必ずしも1.0未満の家には大きな問題があるわけではありません。それは、その壁量が一階と二階のそれぞれ縦方向と横方向の4つの数字が出て、その中で一番低い数字がその家の評点になるからです。現実問題として、二階だけつぶれた家がないことから、耐震診断はほとんど一階だけを気にしておればかまいません。家がつぶれる時は一階がつぶれるんです。二階は残ります。

 つまり一階はそれほど悪くないのに二階の数字が低いことで評点が低い時はあまり気にしなくていいと考えてください。また1.0未満の家は全くダメなわけではなく、0.7以上でも補助金が出る自治体があることから一定の補強効果はあると考えられます。ですから二階の0.8なんてほとんど無視してもかまいません。

 もちろん、二階が0.8だから1.0以上にしましょうというのは正しいんです。その会社は間違っていません。マニュアルがそうなんですから。でも現実の世界がマニュアルと違うこともありますでしょう。これもその一例ですね。二階の数字は気にしなくてかまいませんよ。

もっと詳しく話してみました

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 こんにちは、吉信秀樹です。
先日、10年ぶりぐらいに風邪をひきました。この感覚は懐かしい感じでした。でも、全く原因がわからないので「そろそろ歳かな」なんてやや不安な気持ちになりました。ええい、まだ若いわい!(笑)
 では、またお会いしましょう!

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