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2021.07.28
下手打って信頼されることもある
いま、耐震補強工事をしています。旧家でそれなりの規模です。17年前に耐震診断をさせていただいたのですが、色々とお考えやご事情がありこのタイミングでの依頼となりました。その間、一室だけ他社様でリフォームをされた部屋が合って、一部の壁を撤去して内装のリフォームをしたとのこと。壁をとった分の補強も何もしていないとのこと。
今回メインとなる補強場所の工事がひと段落し、補助的な補強となる、そのリフォームをされた部屋の補強工事に入りかけて、気づきました。「ここの壁、補強されてるやん!」
リフォームをされた業者さんが、特に耐震の計算もされた様子はなかったのですが、大工さんの裁量で、壁を抜いた分をちがうところで補強していたようです。壁をめくるためにコンセントをはずすと、ボードの下に構造用合板とみられるボードが張られていたのです。この家は全て土壁なので、完全に補強目的で張られたものだと判断できました。
お施主様は共働きで、ずっと留守宅で工事をさせていただいており、この日もお留守でした。
大工さんと相談して、「ここはもったいないし、やめとこうか」となり、養生も片付けてこの部屋はさわらないことに決めました。工事のためにきれいに片づけてくださっていたので「これはブサイクなことになった」と思いながら材料も持ち帰って、ことの顛末を報告させていただきました。
すると、「いえいえ よく言っていただきました。そのまま工事されても私達には分からないです。誠実な方で安心してお任せできます。最後までよろしくお願いします。」とありがたいお言葉を頂戴しました。
「それやったら片付けなくてもよかったのに・・・」「なんで最初にわからなかったか」ぐらいはお叱りを受ける覚悟をしておりましたので、ありがたいやらホットするやらです。
これまでも、同じようなことを経験したことがありましたが、いいお客様に恵まれて本当に幸せなことです。ありがとうございます。
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こんにちは、吉信秀樹です。
こんなにオリンピックをゆっくり見るのは初めてですね。やっぱり日本でやると時差が無いから見やすい!ここまでの私のベストゲームは水谷隼・伊藤美誠コンビのドイツとの準々決勝です。いいもの見せてもらいました。中国を破っての金メダル、おめでとう!ありがとう!
では、またお会いしましょう!