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2021.05.01
外壁のクラックを甘く見て放置してはいけない!
昨日、外壁の補修工事が終わりました。お客様が望まれた工事ではなく、仕方なくすることになった工事なのでけっこう勉強させていただきました。
三週間前のことです。OBのお客様より連絡があり「タイルの壁が落ちてきたので、見に来て欲しい」とのこと。15時頃のことで、実は同じくOBのお客様のところへ見積りで伺う約束をしていたのですが、「こっちは緊急事態やな」と判断し、先方にはお詫びの連絡をいれてこのアクシデント現場に向かいました。
行けばタイルのついた重たいモルタル壁がけっこう広範囲で落ちています。写真はだいぶ片付けた後です。上部の方の写真は現場が特定されるので割愛します。
これはかなり重たいので、もし人に当たってたら死んでる可能性があります。いや、普通は死ぬと思います。人通りのあるところなので、けが人がなかったことは不幸中の幸いでした。
さて、この現場ですが、やはり外壁に入っていたクラック(ひび割れ)が長期間放置されており、水がまわって重みに耐えられなくなり落下しました。これってレアケースのように聞こえるかも知れませんが、たまにあるんです。私の経験でも二度目です。
初めての時は、忘れもしない2004年、17年前ですね。この時は新規のお客様から「壁が落ちてきて・・・どうしていいかわからない」と言われてよく意味がわからなかったのですが、「何か言葉の使い方が違うのだろうけど、お困りの様子なので見に行ってみよう」と思って行ってみたら本当に外壁がごっそりと落ちていました。
この時の補修はなかなか大変でした。柱や梁までが雨漏りでグサグサになっておりました。奥さんが「お金ないです~」と泣きそうな声でお話しになるので、つい頑張って安くしすぎて結局少し足を出しました。ビジネスではなく慈善事業をしてしまった。
それはおいといて(苦笑)、このお宅もずいぶん前から外壁にクラックが入っていたそうなのですが、「どこ(の家)でもひびぐらい入ってる」という感じで放置されていたそうです。震度3の地震でごっそり壁が落ちてきました。これも隣が公園で、よくぞ人がいなかったものだと思います。
この時の経験から、今回はありありと事態を想像することができ、おかげで迅速な対応とご近所や通行人に迷惑をかけるガラを処分することができました。お施主様にはとても感謝していただき、この日もまた「この仕事をやっていてよかった」と感じました。
よくクラックにコーキングを打ってミミズがはってるみたいになっている家がありますが、あれでも絶対にやっておいたほうがいいと思います。望むべくならば、しっかりとした工務店やリフォーム屋さんで、クラックの手当をしてもらった上で外壁塗装をするのが望ましいと思います。
めったにないことかもしれませんが、こんなになってしまうと、外壁塗装ぐらいの費用ではすまなくなってしまいます。みなさんには、外壁のクラックを甘く見ないほうがいいですよと申し上げます。
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こんにちは、吉信秀樹です。
グーグルアナリティクスで先月のHPの解析をしておりましたら、4月17日にこの工事現場日記に書いた「ウッドショック・・・契約金額見直しの流れ」が13日間でなんと3077アクセスがありました。今までにない数字なので驚いています。それだけに、より一層「大ごとさ」を感じます。自分の文章がそんなに読まれるのは少し不思議な感覚です(微笑)。
では、またお会いしましょう!