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2021.01.07
床下断熱と基礎断熱
足元の断熱方法としては、床下での断熱か基礎での断熱になります。一般的には床下で断熱をされているところが多いように思いますが、基礎断熱がおすすめです。
一番のメリットは気密性能が安定するということです。床下換気をして床下で断熱をする方法ではなかなか気密性能が安定しないのです。屋根や壁の断熱や気密の施工が全く同じでも、床断熱か基礎断熱で気密性能は大きく変わります。気密性能が低いということは、大げさに言うと、せっかく高断熱で建ててても微妙に窓をすかしてるのと同じです。
次に建物の長持ちによいということです。基礎断熱をするということは床下の換気をしないということなので、雨の日に湿度が高くなることもなく、シロアリの進入路になることもありません。そもそも昔のように土をむき出しで家を建てていた頃と違い、防湿シートを引いてコンクリートを打っている現在の家づくりで床下の換気は不要です。
そして床下を換気していると、冬などは室温と比較して床下の気温がうんと低くなりますので結露がしやすくなります。床下の結露は土台や柱の根本など重要な部分が傷みやすくなりますし、シロアリもつきやすくなります。
断熱する場所を変えるだけで、より快適にもなるし、家も長持ちしやすくなります。簡単なことなんですけど、大事なポイントです。
断熱の確め方
https://www.youtube.com/watch?v=Tn760ad_ce4&t=311s
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こんにちは、吉信秀樹です。
今年のお正月は毎日会社に来ていたので、お正月気分があまりありません。子どもが大きくなるとこんなもんですかね(苦笑)。
では、またお会いしましょう!
カテゴリー: 高断熱・高気密住宅