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2020.10.07
住宅会社の社員は自分の会社で家を建てたがらない
先日の当社のスタッフブログ「気まま日記」の小林の投稿を受けて少し解説します。
初めてお聞きになる方は意外にお感じになるかもしれませんが、私どもの業界では自分の勤めている会社で新築やリフォームをやりたがらない傾向があります。
これまでに私が聞いてきた話として例をあげますと、奈良では一時ブレイクして元気のよかったBというリフォーム屋さんの事務員さんは「自宅のリフォームだけは絶対にうちの会社ではやらない」と言っていました。
本業は材木屋さんでリフォームも手掛けているある会社の事務員さんも「なんとなく大吉建設さんのほうが安心できる気がして」(確かこんなトークだったと思う)と言って当社にリフォームを依頼してくださいました。
新築の相談にみえたあるご夫婦は奥様が以前にハウスメーカーでお勤めになっていて「お客さんがどんな風に会社に囲い込まれていくのを見てたから、ハウスメーカーには行きたくないと思ってました」など、この手の表現は建売屋さんの社員さんにも見られました。
かように、住宅会社やリフォーム会社の社員さんは自分の会社でやりたがらない事例が多いものなのです。理由はだいたい想像つきますが、ここではこれ以上触れますまい。
ここで、ありがたいなあと感じるのは、うちはこれまで社員がみんなうちでやりたがると言うことですね。あまり人数のいない小さな会社ですが、親の家の新築もハウスメーカーに傾いていたところをこちらに引っ張ってきてくれたり、出産ですでに退職していた女性スタッフが「社長に建てて欲しい」と頼んでくれたり、中古住宅を購入してリフォームした社員も、全く他の可能性を考えず自社でリフォームしてくれたのみでなく、将来、いやしろの住まいで新築したいと言ってくれていました(残念ながら、この社員はいまはおりません)。
手前味噌で恐縮ですが、こんなに社員が自社でリフォームや新築をやりたがってくれるのは、やはりうちのお客様へのスタンスや工事の中身を誠実だと考えてくれているからだと思います。もちろん、費用対効果の上でも高くないと判断してくれているのだと思います。もちろん、社員割引もしていますが(微笑)。
さて、次に社員の家の新築をするときはいつになるかわかりませんが、とても楽しみにしております。頼んでくれる気持ちに応えて、出来るだけのことはしてあげたいなと考えています。
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こんにちは、吉信秀樹です。
今日は妻の誕生日です。これまでは子どもたちと一緒に(ほとんど私が、笑)夕食を作るのが吉信家のやり方でしたが、今年は二人で外食に行くことになりました。娘たちはバイトと塾です。子どもが大きくなると色々変わります。
では、またお会いしましょう!