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2020.05.19
高校野球は「特別」ですよ!・・・明日の中止決定の前に
報道によると、夏の甲子園も中止になることが、おそらく明日20日の運営委員会で決定されるであろうとのこと。まさに痛恨の思いがします。
よく、
「他のスポーツの高校の全国大会も中止になっているので、野球だけ特に残念がるのはおかしい」
「中止でかわいそうなのは他競技の選手も一緒なので、どうして野球だけ特別扱いするのか」
といったコメントを目にしますが、悪いけど高校野球はやっぱり特別です!
正直なところ、野球も他の競技も同じ高校生のスポーツという論調だけで話をする人は、世の中とか経済とかいうことが全く分かっていないのではないかと思わざるを得ません。
他競技の選手もかわいそうなのは一緒という気持ちには同意できますが、だから甲子園も中止すべきというのはかなり短絡的であると思います。
はっきり言って、まず、注目度が違いすぎます。例えば同じ全国大会の中止でも、残念がる人、がっかりする人の数が違いすぎます。
例に出して悪いとは思いますが(テレビで言われてたので使います)、テニスやバスケットボール、剣道などの高校の全国大会が毎年、いつぐらいの季節にどこで開催されているか、そもそも知ってる人がどれだけいますか?野球は甲子園で春と夏に二回行うことは野球好きじゃなくても知っています。
また、全ての試合を完全にテレビの地上波で生中継している高校生の全国大会が他にありますか?全ての試合です。野球しかない。ラグビーやサッカーもテレビでやりますが、せいぜい準決勝ぐらいからだと思います。
このコロナ騒動で世の中のムードが暗いところに、こんなに注目度の高い大会を開催するか中止するかは、人心に大きな影響があります。そんなに簡単にやめていいものではありません。
次に経済効果が全然違います。全国からバスでの応援ツアーが来るし、道中でお金が落ちる。グッズもたくさん売れる。これだけ経済に影響のある高校生の全国大会は他にありません。いま、コロナ禍から立ち直るために少々の税金を投入するよりも大きな経済効果が見込めると思いますがおかしいですか?
こんなことを考えると、とても野球だけ特別扱いするなとか、中止でかわいそうなのは他の競技も一緒などという安易な発想にはならないと思います。もっと、世の中や景気のことも考えてくださいと申し上げたい。
やっぱり、高校野球は特別です。簡単に中止にしてはいけない。これを高野連の人に読んで欲しいなあ。
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こんにちは、吉信秀樹です。
昨夜、高校生の次女が夕食を作ってくれました。豚とポン酢のパスタ(名前は知らない、笑)。美味しかったけど余ってたものまで食べて食べ過ぎた。「おいしい!」と全部食べてもらえる作り手の喜びを感じてもらいたい一心です(微笑)。
では、またお会いしましょう!
カテゴリー: ちょっと寄り道・・・随想風(?)