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2020.03.27
『爆発的感染』のほうが自然じゃないですか?
何でもカタカナで言いたがる風潮はいまに始まったことではありませんが、近年は本当にひどいと思います。気が付いたら日本語の感性までおかしくなってるのでないかと感じます。
武漢肺炎のニュースを見ていても、クラスター、オーバーシュート、ロックダウンなど、初めて聞いたら何を言ってるのかよくわからん。先日、河野太郎が「日本語で言えばいいのでは」と言ったそうだが、まさによくぞ言ってくださった!
カタカナで話すことが知的だとかかっこいいとか思ってるのなら、それは違うと言いたい。確かにカタカナのほうが便利な言葉があるのは認めますが、どう考えても日本語のほうがわかりやすい言葉を無理にカタカナで言ってるような気がしてなりません。
それでいうと、河野太郎が言ってから、オーバーシュートを「感染爆発」と説明しながら使っているテレビ局が多いように思いますが、これも不自然な感じがします。日本語の語感から言うと「爆発的感染」のほうがよほど適切だと思います。
全て右にならえで、自然な言葉の使い方というのがイメージできなくなってきているのではないか、だから安易にカタカナを使いたがるし、安易にカタカナを使うから、ますます語感が鈍くなってきているのではないか、そんな気がします。
最近は「公平」と「平等」の意味が違うこともわからない人が多い。実は正反対の概念なのに。「フラットに」なんてカタカナで言うことで、物事の本質をあいまいにしてしまっている人もみます。
教育関係者には、国語教育をしっかりしていただきたいと思いますが、個人個人には、本を読みましょうと申し上げたい。
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こんにちは、吉信秀樹です。
阪神の藤浪とあと2選手も武漢肺炎に感染したとのこと。阪神タイガース、大丈夫か?チーム内感染がひどい状態になっていないことを祈ります。
では、またお会いしましょう!
カテゴリー: ちょっと寄り道・・・随想風(?)