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『表面波探査試験』で不必要な地盤改良工事を防ぎます。
スウェーデン式サウンディング試験(SS試験)は、費用も安く、業者も多いことから、最も一般的な調査方法です。当社も何度も実施してきましたが、経験を積むにしたがい大きな問題があることがわかってきました。それは、悪い結果が出すぎるという意味です。
基本的にSS試験は、軟弱地盤を探すことを目的に考えられたもので、考え方として悪い評価をしやすいのです。また、調査員の主観やスキルによる判断の差が大きく、同じSS試験なのに全く異なる結果になったりします。また、たいていの場合、調査会社が地盤改良の仕事でも収入を得ているので、悪く判断したくなる環境がそろっています。
表面波探査試験 |
表面波探査試験は、センサーによりデジタルで判断するため、最も調査員のスキルや意思が反映されない試験方法です。費用はSS試験よりも少し高額ですが、SS試験では「地盤改良が必要」と判断された土地でも、表面波探査試験では、「地盤改良の必要無し」との結果がでることが多いのです。
実際に、大吉建設では自腹を切って、2種類の調査を行い実験しました。結果に疑問を感じた現場があったからです。やはりSS試験では、改良の必要ありでしたが、表面波探査試験では必要なしでした。その家は2009年の建築ですが、いまだに1mmの傾きもありません。
住まい手様に不必要な地盤改良工事をしていただきたくないので、
大吉建設は表面波探査試験を採用しています。
これも大吉建設のこだわりなのです。
SS試験(スウェーデン式サウンディング試験)簡単にいうと、地面に手回し式のキリをつきたて、重しをのせて人力で回していきます。キリが一定の深さまで入っていくのに、何回回したか、力加減がどうだったかで地盤の固さを判断します。 表面波探査試験起震機により、地面に揺れを起こし、その揺れが伝わる速さで地盤の硬さを判断します。やわらかいものよりも硬いもののほうが振動が伝わりやすい原理を利用しています。現地でパソコンを使って検査を行い、数字がデジタルで出てきます。透明性が高い検査方法です。 |