ホーム新築HEAT20 G2グレードの高断熱内部結露させない家

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内部結露させない家

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「気流止め」は結露対策のキーワード

通常の木造住宅では、図の青い部分や矢印の部分で空気が流れます。特に手を抜いてるわけではなく、そんなものです。
だから、天井裏や基礎の換気口から入ってきた冷たい空気が壁の中まで入ってきます。これでは全室暖房をしても、内部結露は発生します。温度差が発生するからです。

内部結露を防ぐためには、図の青い部分や矢印の部分で空気が流れないようにするために、木材でフタをしたりします。この作業を気流止めと言い、結露対策ではとても大切な工程です。

大吉建設では床を合板にすること、天井裏の換気口を設けないことで、対応しています。

基礎断熱で床下を冷やさない

基礎に換気口を設けるのは、昔、布基礎にして土をむき出しにした家づくりの名残りです。土からあがってくる湿気で建物が傷まないようにしていたのです。しかし、現在は防湿シートを二重で敷き、その上からコンクリートを打設しています。その意味では不要になっています。

逆に基礎の換気口は、雨天時にはかえって湿気を建物内に呼び込んだり、シロアリの侵入路となるなど弊害の方が大きくなっています。何よりも、冬には冷たい空気が床下に入り込むことによって、内部結露の原因となる温度差をつくることになります。基礎断熱は気密を重視した工法です。だから床下換気口を設けないことで、結露対策になるのです。

基礎コンクリートが乾燥する過程ででる水蒸気はどうするのか?といった意見もありますが、これは打設後1年ぐらいでほぼ出尽くしてしまうため、最初の1年だけ、半年に1度で2回ですね、床下収納庫などを開放し扇風機で風を送ってあげたら充分かと思います。

防湿気密シートで水蒸気を壁内に入れない

内部結露をさせないためには水蒸気を壁の中に入れないことです。水蒸気は湿度の高いほうから低い方へと流れます。つまり、人が生活することによって発生する水蒸気が多い室内から、室内と比較して水蒸気が少ない壁内にうつろうとします。それは壁材(ボードなど)を透過して入ってきます。それを防ぐために、壁材を施工する前に防湿気密シート(水蒸気を透過させないもの)を貼るのです。そして外部では、外装材の下地に透湿防水シートを貼ります。ややこしいですね。これは外部からの水分をはね返し、壁内の水蒸気を外部に逃がすものです。ちなみに、透湿防水シートは多くの会社が施工していますが、防湿気密シートを施工している会社はほとんどありません。

大吉建設では、外周面の壁には全て防湿気密シートを施工します。内部の間仕切壁には施工しません。全室暖房で温度差をつくらない家づくりをしているからです。

最後に一言申し上げると、結露対策がしっかりと考えられていない家は欠陥住宅であると言っても過言ではありません。

内部結露は住宅の寿命を縮め、シックハウスの最大の原因となるのです。また、断熱材を濡らすと、断熱効果もほとんどなくなります。これは欠陥住宅です。

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