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高断熱・高気密…HEAT20 G2相当
大吉建設では2006年より高断熱・高気密住宅に取り組んでいます。『高断熱・高気密住宅は、省エネルギーで家計と地球環境にやさしく、快適で健康にもプラスになる』まさに住宅に欠かせない性能です。エアコン1台で全室冷房ができる、蓄熱暖房機1台で全室暖房ができる高断熱住宅です。
UA値0.46W/㎡・Kの高断熱住宅
UA値とは外皮平均熱貫流率のことで、値が小さいほど断熱性が高いことを意味します。
下の表は改正省エネ基準の地域区分 (奈良は5地域)です。
地域区分 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
---|---|---|---|---|---|---|
UA値 | 0.46 | 0.46 | 0.56 | 0.75 | 0.87 | 0.87 |
Ⅰ地域:北海道、Ⅱ地域:青森県・岩手県・秋田県、Ⅲ地域:宮城県・山形県・福島県・栃木県・長野県・新潟県
大吉建設ではUA値 0.46を目途としていますが、これは通常奈良で求められる断熱性能を大きく上回っています。それ以上の断熱性能を求めることは壁が厚くなりすぎるので奈良では費用対効果から現実的ではないと考えています。
高断熱になると気密が重要になり、高気密になると換気が重要になります
全棟気密検査実施 C値0.6㎠/㎡以下の高気密住宅
C値とは隙間相当面積のことで、値が小さいほど気密性が高いことを意味します。
下の表は改正省エネ基準(旧基準)の地域区分 (奈良は5地域)です。
地域区分 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
---|---|---|---|---|---|---|
C値 | 2.0 |
2.0 |
5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 |
改正省エネルギー基準ではC値の基準値は削除されましたが大吉建設では大事な指標だと考え、旧基準を目安に目標設定しています。大吉建設では北海道の冬の寒さでも通用されると考えられる「2.0以下」のさらに半分以下の基準を設定しています。
奈良県では「5.0以下」で次世代省エネルギー基準適合なので実に8.3倍以上の気密性能を有した住宅を建てています。
大吉建設の高断熱・高気密住宅の3つのこだわり
全室暖房は快適なだけではなくヒートショクも減らし、建物の長持ちにも寄与します。24時間全熱交換型換気システム『澄家Eco』と空気を汚さずじんわり温める蓄熱暖房機1台で全室暖房できます。 | 壁の内部で発生する結露は、建物を傷めるだけではなく、シックハウス の原因にもなります。結露を防ぐには、住宅内で温度差をつくらないこと、壁の内部に水蒸気を入れないことが基本になります。 | アクアフォームは水を使って現場で発泡させます。これにより、柱と柱の間や細かい部分に隙間なく充鎮することができます。シックハウス の原因にもなるホルムアルデヒドなどの有害物質も発生させません。 |
家中どこでもあったかい
1.全室暖房
快適で気持ちが良い!だけではなくヒートショック対策にもなる
ヒートショックによる住宅内事故での死者は年間14000人にもなります。
交通事故で亡くなる方は、年間5千人を切りました。
しかし、住宅内の温度差によるヒートショックで亡くなるお年寄りは約3倍になります。
暖かい部屋と寒い廊下・トイレなどを頻繁に行き来することは心臓に負担がかかり、
冬場には屋内でのお年寄りのショック死が起こるのです。
しかし、統計的に北海道では非常に少ないのです。全室暖房だからです。
若い人がヒートショックで死亡することはありませんが、それでも健康に悪いことは間違いありません。
24時間暖房はお年寄りにやさしい住宅です。
第一種換気 次世代換気システム『澄家Eco』を採用!
床面排気で快適生活・楽々メンテ
『澄家Eco』の最大の特徴は床面に排気口を設けていることです。
従来の換気システムは、壁や天井に排気口が設置してあり、床面にたまった花粉やホコリ、さらに臭気を巻き上げてしまうことがあります。床面排気はホコリをすばやく排気し、快適な室内環境にできます。
換気システムはメンテナンスできなければ性能を維持できません。屋外給・排気口も手の届く位置に設計しているので、フィルターの交換などのメンテナンスも簡単に行えます。
PM2.5を98%除去、花粉も99.8%除去
『澄家Eco』は、換気の際に捨てられてしまう室内の暖かさや涼しさを再利用( 熱回収 )するので省エネ効果が高いのみではなく、湿度の交換も行うので冬季の室内乾燥防止にもなります。
特別フィルターをつけることで、PM2.5を98%除去、花粉も99.8%除去してくれます。
室内に入ってしまう前にPM2.5を除去するので、室内に入ってしまったPM2.5をとる空気清浄機よりも効率的です。家の中は、空気清浄機でキレイにした後の室内と同じくらいの空気質(新鮮空気)です。
家全体をめぐる空気の流れで全室冷暖房しやすい
床下に設置した澄家-sumika-は家全体をめぐる空気の流れを実現しました。
ダクトレスで給気された新鮮な空気が床下に充満
床面に設置された給気口から室内に給気
床面の排気口から排気し、床下を通り排気
人にも家にも、より健康的な換気を行います。
床下に設置することで、換気システムで特に気になる音の問題を解決、振動も伝わりにくく、一般的な換気システムと比べて静音性に優れています。
空気を汚さずじんわり暖かい蓄熱暖房器を採用
蓄熱暖房器は、ふく射熱で床・壁の表面も暖かくなり、スリッパなどもいらないくらいです。温風を吹き出すエアコンやCO2排出機のガスストーブは部屋の空気を汚しますが、蓄熱暖房機は空気を汚さないので、健康にもとても優しい暖房機であるといえます。
大吉建設の家は、この蓄熱暖房機1台で全室暖房が可能です。「とても暖かいが、光熱費も気にならない」ととても好評で私どもの住まい手様の中には冬でも半袖で暮らしていらっしゃる方もいます。しかし、それは高断熱・高気密があって初めてできることです。
普通の家で蓄熱暖房機だけつけても、全室暖房はできませんことはよくご承知ください。
全室暖房でも光熱費は一般住宅と変わりません!
全室暖房にしても、オール電化の安い深夜電力を活用した給湯と暖房で、光熱費は一般的な住宅と変わらないのです。光熱費を気にせず、全室暖房できる住宅はまさに奥様の味方です!
家にも健康にも悪影響を与える結露
2.内部結露させない家
壁内結露がなくなり建物が長持ちしシックハウス対策になる
『結露』特に壁の内部で起こる内部結露は確実に住宅の寿命を縮めます。
基本的に住宅内の水蒸気の量(絶対湿度)は変わりません。
つまり、部屋の温度で飽和水蒸気量(空気に含むことができる水蒸気の量)が変わってきます。
気温が高いほど飽和水蒸気量が大きく、空気中により多くの水蒸気を含くむことができます。
例えば、冬の時期に、暖房している部屋の室温を20℃、
湿度65%と仮定すると隣室が12℃以下になっている時、つまり8℃の温度差で結露します。つまり、部屋間に温度差があると内部結露の原因になってしまうのです。
これを防ぐには、全室暖房しかありません。北海道では全室暖房が標準的でそれは快適性もありますが、もともとは結露対策、住宅の長寿命化対策のためでもあります。
内部結露と表面結露
内部結露は建物の寿命、健康に悪影響を与えます!
内部結露が発生すると、木材が腐りやすくなり、構造上非常に大きな影響があります。
さらに、内部結露はシックハウスの原因にもなります。
現代の様々な病気の70%はシックハウスに起因しています。
そのシックハウスの原因の60%はハウスダスト、簡単にいうとダニの糞尿や屍骸などです。化学物質だけが問題なのではありません。
内部結露を起こすと、風もあたらず乾かないのでカビ・ダニが発生します。
それが、シックハウスの原因になります。
昔はシックハウスという言葉などありませんでした。
それは、昔の家が断熱・気密がされてなく、すきま風が多かったので驚くほどダニが少ないのです。
内部結露を止める3つのポイント
大吉建設の家は全室暖房する以外に結露させない建築技術が他にもあります!
他の建築技術をみる
水の力で発泡する断熱材
3.アクアフォーム
現場吹き付け発泡で隙間なく断熱
アクアフォームは現場吹き付け発泡による断熱工事です。
アクアフォームは硬質ウレタンフォームの特性を生かし水を使って発泡させます。これにより柱と柱の間や細かい部分にも隙間なく充鎮することができます。これが気密性能を高める上で非常に大きな役割を果たします。
熱伝導率は0.034で10Kのグラスウールの1.5倍程度の断熱性能があるのみではなく、浸透性も低く断熱材内部に湿気を侵入させないため、壁内の結露を防止し、建物の耐久性を高ます。
アクアフォームは環境に悪影響を与えるフロンガスを一切使わず、水を発泡剤として使用する断熱材です。地球環境にやさしいだけでなく人への影響も考慮し、アレルギーなどの原因とされる有害物質、ホルムアルデヒドも発生させません。
暮らす人だけでなく施工する人にもやさしい安全な素材です。