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2022.07.18小林徳貴
たまーにやる工事超簡単解説!①
7月の上旬より注文住宅新築工事を着工いたしました。
現在は基礎工事が完了したところまできております。ここまで進むと、こどもみらい住宅支援事業の交付申請ができます。早い者勝ちなので確保できるまではややドキドキ(笑)
当社では長期優良住宅が標準仕様なのでこの補助金の要件は問題になりません。
ということで早速本題!
まずは地縄張り↓
建物の外壁ラインに沿って縄をはっていきます。これでお隣や道路までの距離、建物の配置がはっきり分かります。それと同時に敷地の大きさが図面通りになっているかも確認します。
基礎工事【配筋】
コンクリートの内部になる部分に鉄筋を組んでいきます。鉄筋の太さ、本数、ピッチは基礎の構造計算を行い、算出します。コンクリートを打設する前に、図面との整合性、コンクリートとのかぶり厚さ(鉄筋がコンクリートによって覆われる厚さ)は満たしているか社内検査を行ってから行政の検査も受け、合格してから次の工程に進みます。
基礎工事【コンクリート打設後】
基礎から出ている小さな金物はアンカーボルトといって、建物の土台と基礎を緊結するためのものです。これも規定があり、木造在来軸組工法の2階建ての場合は土台の端部になる部分、継手になる部分、耐力壁の下部分、最後にアンカーボルトの間隔が2.7m以内(3階建ては2m以内)になるよう配置しなければいけません。
一番手前の長く大きい金物はホールダウン金物で、基礎埋め込み仕様のものです。ホールダウン金物は地震等圧力が加わった時に柱が引き抜けて倒壊するのを防ぐためのものです。
これもN値計算法というものを使ってどれぐらいの金物を使用するのか、柱一本一本計算します。
計算をするとたいていのところは基礎に埋め込むのではなく、柱と土台につけるタイプの金物で十分ですが、数か所はこういう基礎埋め込み仕様がでてきます。(当社採用金物では)
なのでぱっと見てあきらかに大きい金物が基礎から出ている場合は、あっ!この柱は大きな力がかかるところなんだな。というぐらいに見ると楽しいかもしれません。(笑)
説明を飛ばした部分も多々ありますが、基礎工事の超~簡単解説でした。
これからもたまーにやります。たまーに。
さてこれからしばらく暑い日が続きますが頑張りますよー!
カテゴリー: 現場