浴室に必要なものを考えてみる

お客様と打ち合わせで、住宅設備のショールームに行く機会がよくあるのですが、あたりまえですが、キッチン、浴室、トイレ、洗面化粧台で希望されていることが違ってきます。

その中でも、今回浴室について、いろんな考え方があり、興味深かったので、今回のブログでまとめようと思います！

浴室のカウンターは必要か？

左がカウンターなし、右がカウンターありの浴室です。

最近は、カウンターなしにする方が多くなったと思います。

掃除の手間や、カウンターがない分洗い場も広く見えるからが主な理由だと思います。

メーカーではカウンターをまるごと簡単に外せて掃除がしやすいような構造になっていますが、そもそもカウンターが必要ないのであれば、ものすごくお手入れが楽ですよね。

あたりまえのようにカウンターがあるタイプの浴室が多いですが、カウンターって本当に必要なのか、考えてみると特に必要ないような…

私は元々カウンターがない浴室を使っていたので、なくていい派です。
掃除の手間が減る、浴室がスッキリするメリットを考えると特になくてもいいかなと思います。

ショールームではカウンターありの前提でお話しされるので、住みだしてから、「あんまり使わないからなくてよかったな」と後悔されている方もよく見受けられます。

なにより、カウンターなしにするとデザイン性もよく、スッキリして、高級感があるように見えるのがいいです。

上の写真は、リクシルのアライズですが、アクセントウォールを黒の大理石調にして、浴槽もブラックにしています。高級ホテルっぽい仕上がりになり、毎日の入浴もリッチな気分で楽しくなりそう。。

あるお客様で、「浴室に鏡はいらない」とご要望されたお客様がいらっしゃって、理由をたずねると、「入浴中、鏡なんて見ない」と。確かに、そうかもしれないと私も納得しました。入浴中は、鏡がくもって、そもそもあんまり見えないのと、特に見る必要もないかな…と思いました。

鏡がない分、掃除ももっと楽になりそうですよね。

ただ、洗顔するときに、ちゃんとメイクが取れてる確認されたい方や、男性は髭剃りなど剃り残しがないかなど、人それぞれかなとも思います。

ただ、今特に使用していないと思い当たる方はなくてもいいかもしれません。

浴室の棚もいろんなデザインのものをお選びできるようになっています。

シャンプーや石鹸などを置く棚はもちろんあった方がいいかと思いますが、だいたいのユニットバスは壁全面がマグネットになってるので、棚をなしにして、気に入ったマグネットラックを自分で購入して使うのもありです！

むしろそちらのほうが、自由に変えることができ、取り外して掃除もできるのでお手入れ楽チンです！

ネットでもお手頃な価格でおしゃれなものがたくさん売っていますので、自分好みに収納をカスタマイズするのも良いかもしれません！

同様にもし、鏡をなしにしても、マグネットタイプの鏡であれば簡単に取り付けることも可能です。

反対に、浴槽の握りバーなどは後からとりつけることが難しいので、将来のことも考えて決める必要があります。

他にも、お風呂の蓋がいらない方や、シャワーヘッドの部分を美容効果のあるものにしたいので、後から交換するため、１番安いものをつけておく方もいらっしゃいます。

浴室のカウンターも鏡も棚も標準仕様でついているのが当たり前のことになっているので、取り外しの提案はされません。なので、もし必要ない場合はこちらから伝えないといけません。本当にカウンターや鏡、棚など必要なのか、一度ショールームに行く前に、ご家族で話しあって検討した方がいいかと思います。

もし、それらがいらなのであれば、その分の浮いたお金で、例えばキッチンでやりたかったオプションをつけるとか、造作家具にお金をまわすこともできます！

「つけない」という選択肢も頭にいれておくと、考えに幅がでて、より自分に合うものをお選びできるかと思います！

カテゴリー：設計