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マイナスイオンと抗酸化住宅の時間
抗酸化グッズという言葉がおそらく30年ぐらい前からはあります。抗酸化は健康にいいというイメージです。つまり酸化は体に悪いというニュアンスですが、酸化とはかたく言うとその物質が電子を失う化学反応のことを言います。例えば金属が酸化すると錆びます、食べ物が酸化すると腐ります。人の体が酸化すると老化が早まり、抵抗力も弱くなって病気をしやすくなります。
きついことを言いますと脳が酸化するとボケるんです。人体は非常に精巧な電気システムでできていますから、体から電子が失われていくと酸化がすすみ、健康に影響がでてきます。
抗酸化住宅とは文字通り酸化にあらがうわけですから、簡単に言うと、人体の老化を遅らせる、人の体が本来持っている力を発揮しやすくする、健康を大切にした住宅のことです。
抗酸化住宅とは言いかえるとマイナスイオンに満ち溢れた住宅のことです。マイナスイオンとは空気中に電子がたっぷりとある状態です。マイナスイオンが多い空気を吸っていると、加齢とともに自然と失われていく電子を体に供給することになりますので、体の酸化が遅れていきます。つまり老化が遅れていくわけです。ですから、抗酸化住宅とはアンチエイジング住宅とも言えます。
人が呼吸するだけでも発生する活性酸素は様々な病気やガンの原因になり、老化も促進する悪玉であることはよく知られていますが、この活性酸素が電子に弱いことはあまり知られていません。だから電子がまだたっぷり残っている若い体は活性酸素の影響をあまり受けないのです。マイナスイオンの多い空気を吸っていると、その電子の力で活性酸素の働きをおさえこむと言われています。抗酸化住宅とは日々の生活で自然に発生する活性酸素の悪影響も軽減する夢のような健康増進住宅なのです。
マイナスイオンが健康にいいことは世間が認めていると思います。それが証拠にエアコンや空気清浄機などマイナスイオン機能のついた電化製品がたくさん販売されています。プラズマクラスターというのもマイナスイオンのことです。大手メーカーが「プラズマクラスターがコロナウィルスやインフルエンザウィルスの作用を抑制する」と宣伝していますが、あの北里研究所もその可能性について言及していますので、抗酸化住宅はコロナ対策になると言っても過言ではないかもしれません。
ここで私が申し上げたいのは、マイナスイオンが人の健康にプラスになることをご理解いただいた上で、そのマイナスイオンをエアコンや空気清浄機など一部の電化製品に頼るのではなく、家の建て方で家全体がマイナスイオンであるような抗酸化住宅に住んでいただきたいということです。これは電化製品と違ってランニングコストもいりません。
「もう家を建てちゃったよ」とおっしゃる方、大丈夫です、安心してください。抗酸化住宅はリフォームでもできます。抗酸化リフォームをしてから体調がよくなったと、喜んでお伝えくださる住まい手様は本当に多いのです。同じリフォームをするのなら、やはり健康にプラスになるリフォームをしていただきたいと思います。
動画でもどうぞ
https://www.youtube.com/watch?v=KtZvyhuSkAU&t=19s