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事前審査の重要性の時間
住宅ローンの事前審査は、普通は土地が決まってから出すものですが、実は先に出しておくほうがいいと思います。土地を決めるために出しておいたほうがいいという意味です。その理由を説明いたします。
そもそも家づくりの計画が立てやすくなる
金額はあくまでも例えばですが、自分で「3500万円ぐらいは借りられるかも」と思っているのと、銀行から「3500万円の融資はOKです」とお返事をもらっておくのとは全く違います。土地もいくらまでなら大丈夫という計画が立てやすくなります。
借りることができるという確証があって金額にもめどがつくと決断しやすくなります。工務店を決めるのも土地を決めるのも断然、決めやすくなります。これが大きいのです。お気に入りの建物の仕様や金額、お気に入りの土地がでてきても、「でもローン通るかどうかわからんで」と考えると決めにくくなる方は本当に多いのです。
人気のある分譲地などでは、事前審査が通っていることが条件になることも
条件の良い土地は売主さんや不動産会社の意向でローンを通してからでないと申し込めない物件もあります。特に条件は良くなくても、大手の不動産会社では全ての物件で「うちではローンが通ってない方は商談いたしません」なんて決まっているところもあります。以前は土地の売買契約を交わしてから、ローンの審査を出すのが普通でしたが、現在では必ずしもそうでもありません。
土地を買うというのは早い者勝ちなんです。特に人気の出そうな優良物件はそれが顕著になります。売り出してから一週間も残らない土地もあるんです。そんなところほど、「ローンの通った方から来てください」と言われます。早い者勝ちの競争に負けない為にも、たとえ違う土地でも事前審査に通っておくことは大切です。
値交渉がしやすくなる
不動産の買取価格は値交渉がつきものですが、これも事前審査が通っているとやりやすくなります。売り主さんもただ「いくらにして欲しい」だけでは飲めない条件だったとしても、「実は住宅ローンがおりてて、いくらまでなら買えるけどそれを超えると買えなくなるので何とかなりませんか」という話になると飲んでくださる可能性も高まります。売主さん側の不動産屋さんも過去に住宅ローンでは何度も痛い目にあっているはずなので、こちらの援護射撃をしてくださるかもしれません。
詳細が決まらないタイミングでの事前審査は工務店がよい
住宅ローンの事前審査を相談するのは、銀行、不動産屋さん、工務店が考えられますが、土地や建物などの詳細が決まらないタイミングでの事前審査は工務店がおすすめです。銀行では普通は「決まってからにしてください」と言われますし、不動産屋さんでは建物の見積が用意できないことも多いと思います。土地の物件情報は工務店でも簡単に手に入るので、建物の見積を住宅ローンの借入希望額などのニーズに合わせて作ることができる工務店がやりやすいかと思います。
動画でもご覧ください
https://www.youtube.com/watch?v=J3c2gFuieTA&t=35s